
1953年5月29日、エドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイによる人類初のエベレスト登頂成功時彼らの腕にはロレックスが提供した試作段階のオイスターモデルが装着されていました。極寒、希薄な酸素、激しい衝撃。他の時計が止まる過酷な環境下で、ロレックスは動き続け、無事に帰還。
登頂成功という人類の偉業を称え、またその過酷なテストをクリアした証として、同年後半に正式にリリースされたのが「エクスプローラー(EXPLORER)」です。
「3・6・9」のアラビアインデックス=吹雪や暗闇の中でも一瞬で上下左右を判別できる卓越した視認性。それは、1953年の発表から現行モデルまで変わっていません。この不変のデザインは、中古市場における安定した資産価値の裏付けにもなっています。
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エクスプローラーⅠ(EXPLORERⅠ)強化買取モデル

(定価)1,241,900円
エクスプローラーⅠ
224270
ブラック
未使用~154万円
中古品~143万円

(定価)1,177,000円
エクスプローラーⅠ
124270
ブラック
未使用~151万円
中古品~134万円

(定価)2,115,300円
エクスプローラーⅠ
124273
ブラック
未使用~203万円
中古品~175万円

(定価-
エクスプローラーⅠ
214270
ブラック
-
中古品~115万円
【未使用規定】
・メーカーの保証書の日付が2ヵ月以内であること。
・付属品がすべて揃っていること。
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エクスプローラーⅠ型番一覧
エクスプローラーⅠの歴史
1953年
●Ref.6350(1953年~1954年頃)/Ref.6150(1953年~1956年頃)
エベレスト登頂成功を記念して発表されたファーストモデル。文字盤に初めて「EXPLORER」の文字が刻印された公式なファーストモデル。
- ムーブメント: Cal.A296(セミバブルバック)
- ハニカムダイヤル: 表面に網目状の型押しが施された「ハニカム(蜂の巣)文字盤」が存在します。
「エクスプローラーⅠ」の初代モデルについては、「Ref.6350」という説と、同時期に発売されたノンクロノメーター仕様の「Ref.6150」という説があります。
1955年
●Ref.6610(1953年~1956年頃)
エベレスト登頂の熱狂の中で生まれた初代(Ref.6350/6150)を引き継ぎながら、実用時計としての完成度を飛躍的に高めた第2世代モデル
- ムーブメント:新世代ムーブメントCal.1030搭載
※世界初の両方向回転自動巻き: それまでの「片方向」から「両方向」へ進化し、巻き上げ効率が劇的に向上。
- ムーブメントの薄型化により、初期モデル特有の裏蓋の膨らみ(バブルバック)が解消され、現代的なフラットなケース形状へと進化
- ケースサイズ:36mm
※このモデルで採用された36mmケースが、2021年の最新作(Ref.124270)まで続くスタンダードサイズとなります。
鑑定POINT
★漆黒の芸術「ギルト(ミラー)ダイヤル」
現代のプリント文字とは異なり、下地の真鍮を露出させて文字を描く特殊製法
鑑定ポイント: 50年以上を経てなお、鏡のような光沢(ミラー)が残っている個体は、それだけで買取価格が跳ね上がる可能性が・・・
★伝説の「OCC」表記
6時位置に刻まれた「OFFICIALLY CERTIFIED CHRONOMETER」の文字。
鑑定ポイント: 次世代のRef.1016からは「SUPERLATIVE...」という長文表記に変わるため、この短い「OCC」表記こそが1950年代製である証です。
★希少な「ミニッツサークル」
文字盤の外周を一周する円状のライン。
鑑定ポイント: 秒刻みの目盛りがこのサークル内に収まっている「サークルライン入り」のミラーダイヤルは、初期Ref.6610特有の意匠。ラインが途切れることなく美しく残っているかどうかが、査定ポイントです。
★希少ディテール★
- 赤トップ(Red Depth): 非常に稀な防水表記などが「赤文字」で刻印された個体が存在します。
- ベンツ針の形状: 初期個体には、現在のものよりも針の軸が細い「ビッグバブル」と呼ばれる仕様が見られることもあります。
1963年頃
●Ref.1016(1963年~1988年頃)
約25年以上にわたり製造された、ヴィンテージロレックスを代表する第3世代のモデル
- ムーブメント:Cal.1560(初期) / Cal.1570(後期)
- 風防: プラスチック(アクリル)風防
- 100m防水
- ケースサイズ:36mm
販売期間が長く多くのモデルチェンジを繰り返しています。
1.「文字盤」の変遷
① 前期:ミラーダイヤル(~1960年代後半)
文字盤に鏡のような光沢があるタイプ
文字や目盛りがゴールド(ギルト)で、光を反射する深い艶が特徴。
POINT
6時位置の「SWISS」表記の横に、放射能測定値が低いことを示す「!」(アンダーライン)や、小さな「・」がある個体は、激レアピースです。
② 後期:マットダイヤル(1960年代後半~1988年)
光沢を抑えた、ザラつきのある質感の文字盤
視認性がさらに向上し、現代のスポーツモデルに近い精悍な印象。
POINT
文字盤が経年変化でブラウンに変色した「トロピカルダイヤル」。均一に美しく焼けた個体は、通常品の数倍の買取価格がつくことも・・・
2.ムーブメントの進化
①前期:Cal.1560: ロービーム(毎時18,000振動)のゆったりとした刻みが特徴。
②後期:Cal.1570: 1960年代半ばから搭載。耐久性と精度が向上
POINT
ハック機能: 1970年頃を境に、リューズを引くと秒針が止まる「ハック機能」が追加。ハック無しの初期Cal.1570などは、ヴィンテージ愛好家から高い支持を得ています。
3.ブレスレット
①1960年代:リベットブレス
最もヴィンテージ感漂う、希少な初期型ブレス
コマの側面が丸い鋲(リベット)で留められているのが最大の特徴。中が空洞のため非常に軽く、独特の装着感があります。
②1970年代:巻きブレス
ステンレスの板を丸めて(巻いて)作られた中期のブレスです。
側面を見ると、板を折りたたんだ層が見えるのが特徴。「リベット」よりは強固ですが、現行品に比べるとシャカシャカとした軽い音がします。
③1970年代後半〜1988年:ハードブレス
現在まで続く、金属の塊(ソリッド)から成る堅牢なブレス
側面がフラットで、継ぎ目がなく耐久性が格段に向上しました。
POINT
1016の最終品番(L番・R番など)にはこのブレスが標準装備されます。逆に初期の個体にこれが付いていると「後年に交換されたサービスパーツ」と判断されてしまいます。
1990年

●Ref.14270(1990年~2001年)
Ref.1016の生産終了を受けて登場したRef.14270。プラスチック風防からサファイアクリスタルへ、ムーブメントはハイビートなCal.3000へと進化
- ムーブメント:Cal.3000
- 風防:ラスチック風防からサファイアクリスタルへ
- 夜光塗料:トリチウム(初期〜中期) / スーパールミノバ(後期)
- 防水:100m
- クラスプ:シングルロック(初期) / ダブルロック(後期)
夜光塗料の変化(トリチウム vs ルミノバ)

- トリチウム(T<25表記): 1998年頃までの個体。経年でクリーム色に焼けることがあり、ヴィンテージ感を好む層に人気があります。

- ルミノバ(SWISS表記): 1998年後半〜1999年頃のわずかな期間です。

- ルミノバ(SWISS MADE表記): 1999年以降の最終仕様。
バックルの形状(シングル vs ダブル)

- シングルロック: 初期〜1995年頃まで。
- ダブルロック: 1995年頃〜。スポーツモデルとしての堅牢性が増した仕様。

伝説のレア個体「ブラックアウト」
1990年のRef.14270登場直後、わずか1〜2年ほどしか生産されなかった最初期(E番・X番の一部)にのみ存在するといわれる希少仕様、それが「ブラックアウト」です。一見すると通常モデルと同じに見えますが・・・
1. ブラックアウトの最大の特徴:3・6・9の意匠
通常、Ref.14270のインデックス数字「3・6・9」には、白いライン(夜光または塗料)が入れられてるいるが、ブラックアウトは以下のいずれかの仕様になっています。
- ブラックライン: 数字の中に黒いエナメル状のラインが引かれている。
- ラインなし: メタル(地金)のみで、ライン自体が存在しない。
POINT
ブラックアウトとして高額査定を出すためには、文字盤だけでなく、個体全体の「年代の整合性」が必須です。
① シリアルナンバー(製造年)
ブラックアウトが確認されているのは、Ref.14270の最初期ロットのみ
- E番(1990年〜1991年頃)
- X番(1991年頃)
② 王冠ロゴの「シルバープリント」
通常モデルは、12時位置の王冠マークや「ROLEX」のロゴが白に近いプリントですが、ブラックアウトの一部には「シルバー(銀色)」に近い質感のプリントが施されている個体がある。
③ 夜光塗料の表記(T<25)
初期モデルのため、夜光は必ず「トリチウム」です。文字盤6時位置の下に「T SWISS - T < 25」という表記があることが大前提となります。
2001年

●Ref.114270(2001年~2010年)
36mm径の伝統的なサイズを維持しながら、内部機構の信頼性を飛躍的に高めたモデル
- ムーブメント:Cal.3130 耐衝撃性と安定性が向上しました。
- ケース:36mm
- 防水:100m
- 夜光:スーパールミノバ
- 風防:サファイアクリスタル

風防の王冠透かし彫り:サファイアクリスタル風防の6時位置に、偽造防止用の「王冠マーク」がレーザー刻印されるようになりました(製造初期を除く)

フラッシュフィット(FF)が一体化:ケースとブレスレットを繋ぐフラッシュフィットが分離型から一体型パーツ変更されました。
POINT
「V番」「G番」「ランダム番」
2010年の生産終了間際に製造された個体です。特に「ランダム番」は流通量が極めて少ない
2010年

●Ref.214270(2010年~2021年)
ケース径が伝統の36mmから39mmへと大型化された唯一のモデルです
- ムーブメント: Cal.3132 耐磁性と耐衝撃性が飛躍的に向上
- ケース:39mm
- 防水:100m
- ブレス:工具なしで微調整可能な「イージーリンク」が備わりました
- 「EXPLORER」の文字が6時位置へと移動

| 特徴 | 前期型 (2010-2016) 通称ブラックアウト | 後期型 (2016-2021) |
|---|---|---|
| インデックス(3,6,9) | 夜光なし(メタルの鏡面仕上げ) | 夜光あり(クロマライト)視認性が向上 |
| 針の形状 | 短く細い 針がメモリに届かない | 長く太い 全体的なバランスが最適化 |
| 夜光の色 | ブルー(クロマライト) | ブルー(クロマライト) |
2021年

参考定価:1,177,000円
●Ref.124270(2021年~)現行
Ref.214270で大型化したケース径(39mm)からサイズダウン。1953年の初代より受け継がれてきた「36mm」へ。
- ムーブメント:Cal.3230 従来の約48時間から約70時間のロングパワーリザーブへ
- ケース:36mm
- 防水
- 6時位置の「SWISS MADE」の間に、新世代ムーブメント搭載の証である「王冠マーク(クラウン)」を配置
- ラグ幅やブレスレットの幅が以前の36mmモデル(Ref.114270など)よりも細くスタイリッシュに。

参考定価:2,115,300円
POINT
エクスプローラー史上初となるイエローロレゾール(イエローゴールドとスチールのコンビ)モデル「Ref.124273」も同時にラインナップ
2023年

参考定価:1,241,900円
●Ref.224270(2023年〜)現行
Ref.214270(39mm)よりもさらに1mm大きい40mmケースを採用
- ムーブメント:Cal.3230 70時間パワーリザーブ
- ケース:40mm
- 防水:100m
- 「ラグ幅(ベルト幅)」が、従来のスポーツモデルの主流だった20mmから21mmへと拡幅されたことによりブレスレット全体の幅も太くなる




