エルメス素材一覧&レザーの特徴まとめ|大黒屋 福岡天神本館

エルメスのバッグや小物に使われる素材は、上質さと耐久性で世界的に評価されています。
牛革のなめらかさ、山羊革のしなやかさ、クロコダイルやオーストリッチなど希少エキゾチックレザーの存在感――
エルメスは、まさに素材そのものがひとつのアート。
すべての素材に、クラフツマンシップとエレガンスが息づいています。
本ページでは、エルメスの魅力を存分に感じられる素材ごとの特徴や個性を、美しいビジュアルとともにご紹介します。
素材の違いを知ることで、バッグ選びの楽しみや愛着もより深まるでしょう。
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目次
牛革 - Cuir
エルメスを象徴する、耐久性と美しさを兼ね備えた定番素材。

トゴ -Veau Crispe Togo-
1997年に登場した、エルメスを代表する雄仔牛のレザー。きめ細かなシボとしなやかさと張りを兼ね備えています。傷が目立ちにくく型崩れしにくいことから、実用性と品格を併せ持つ素材として愛されています。

トリヨン・クレマンス -Taurillon Clemence-
1990年代初頭に登場した若い雄牛のレザー。ボリューム感のあるグレインと、非常に柔らかくしっとりとした手触りが特徴です。使い込むほどに深みが増し、自然なエイジングを楽しめます。

トリヨン・ノビーヨ -Taurillon Novillo-
1990年代頃に使用されていた、最上級クラスの柔らかさを誇る若い雄牛のレザー。手に吸い付くような質感と高い耐久性を備え、現在は流通量が少ない希少素材です。

バレニア -Barenia-
しなやかで弾力のある雄仔牛のレザー。水分や傷も味わいとして刻まれ、時間とともに唯一無二の表情へと変化する、経年変化を楽しめる素材です。

ヴァシェット・クリスペ・フィヨルド -Vachette Crispee Fjord-
若い雌牛のレザー。柔らかな質感と落ち着いたマットな表情が特徴で、耐水性にも優れています。耐久性が高く、日常使いにも適した実用性の高い素材です。

ヴォー・ネゴンダ -Veau Negonda-
2000年代後半に登場した雌仔牛のレザー。大きめのグレインとしっかりとした質感が特徴で、耐久性に優れ、主にガーデンパーティなどに用いられています。

エバーカラー -Evercolor -
2012年頃に登場したきめ細かな型押しが施された雄仔牛レザー。程よい張りとややマットな質感、美しい発色が特徴で、使い込むほどに艶としなやかさが増します。

ヴォー・エプソン -Veau Epsom-
雄仔牛革に繊細な型押しを施した、エルメスを代表する定番レザー。2003年にクシュベルの後継として登場しました。軽やかで張りがあり、型崩れや傷、水分に強く、端正な佇まいを長く保ちます。

ヴォー・マダム -Veau Madame-
仔牛革に細やかな型押しを施した、上品な光沢を湛えるレザー。エプソンに比べ柔らかく、しなやかさと構造美を両立しています。落ち着いた艶と洗練された表情が魅力です。

グレネムッシュ -Graine Monsieur-
細やかで均一な型押しが美しい牛革素材です。控えめな光沢と細かなグレインにより、耐久性と形状保持力に優れ、傷や汚れが目立ちにくい実用性を備えています。日常から上質な装いまで幅広く寄り添う素材です。

ヴァッシュ・トレッキング -Vache Trekking-
雌牛革を用いた、型押し加工の堅牢なレザー。適度な硬さと耐久性を備え、主にバッグの素材として用いられています。実用性と安定感を重視した仕立てが特長です。

カントリー -Country-
2012年に登場した雌仔牛革の型押しレザー。やや粗めのグレインと程よい硬さが、カジュアルで力強い印象を生み出します。日常使いに適した耐久性も備えています。

グランアッシュ -Grand H-
雄仔牛革に均一な型押しを施した、構築的な表情のレザー。整った粒立ちと安定した張り感が特徴で、端正なフォルムを美しく保ち、洗練された印象を演出します。

ヴォー・スイフト –Veau Swift–
きめ細かく均一な表情を持つ雄仔牛レザー。非常にしなやかで滑らかな手触りが特徴です。マットで落ち着いた質感ながら発色に優れ、繊細な色合いを美しく表現します。柔らかさを活かしたエレガントなフォルムに適した素材です。

シッキム –Sikkim–
軽やかで柔軟性に富む雄仔牛レザー。自然で細かなシボと、手に吸い付くような柔らかさが魅力です。しなやかな質感がバッグ全体に穏やかな印象を与え、上品でリラックス感のある佇まいを演出します。

ヴォー・ジョナサン –Veau Jonathan–
滑らかさと適度な張りを併せ持つ雄仔牛レザー。柔らかすぎず硬すぎない安定した質感で、構築的なフォルムを美しく保ちます。端正で落ち着いた表情が、洗練された印象を与える素材です。

ヴォー・ムッシュ –Veau Monsieur–
上質な雄仔牛レザー。きめ細かな銀面と控えめな艶が特徴で、落ち着いた雰囲気と高い耐久性を備えています。使い込むほどに深みを増し、静かな品格を感じさせる素材として評価されています。

ヴォー・バトラー –Veau Butler–
雄仔牛の革を自然な状態に近く仕上げたレザー。表面加工を抑えることで、革本来の質感と温かみを楽しめます。使用を重ねるごとに色艶が深まり、経年変化によって唯一無二の表情へと育つ素材です。

ヴァッシュ –Vache–
ナチュラルな風合いを持つ成牛レザー。厚みと堅牢さに優れ、実用性の高さが特徴です。時間の経過とともに革が柔らかくなり、深みのある色合いへと変化していく様も魅力のひとつです。

ヴァッシュ・ハンター –Vache Hunter–
マットで落ち着いた質感の成牛レザー。滑らかな表情と適度な耐久性を兼ね備え、日常使いにも適しています。カジュアルな印象の中に、エルメスらしい上質さを感じさせる素材です。

ボックスカーフ –Box Calf–
仔牛の革を使用した、長い歴史を誇るエルメスを象徴するレザー。滑らかな表面と美しい光沢が特徴で、格式高くクラシックな佇まいを演出します。時代を超えて愛され続ける、完成度の高い素材です。

タデラクト –Tadelakt–
滑らかで均一な銀面を持つ仔牛のレザー。ボックスカーフに近い質感ながら、より柔らかな印象を備えています。控えめな艶と上品な表情が、洗練されたエレガンスを際立たせます。

ヴォー・ソンブレロ –Veau Sombrero–
シボの少ないフラットな表情が特徴の仔牛レザー。程よい硬さとマットな質感があり、バッグのフォルムを端正に保ちます。落ち着いた印象で、クラシックなデザインと好相性です。

ヴォー・デルマ –Veau Derma–
薄くしなやかな質感の仔牛レザー。非常に滑らかな手触りと、主張しすぎない上品な表情が魅力です。軽やかで繊細な印象を持ち、洗練されたスタイルを引き立てます。

エバーカーフ –Evercalf–
仔牛の革を使用し、ボックスカーフを基に開発されたレザー。柔らかなマット仕上げで、しなやかさと扱いやすさを兼ね備えています。控えめながらも確かな高級感があり、現代的な魅力を持つ素材です。

ヴォー・トロイカ -Veau Troika-
雄仔牛の毛付きレザー(ハラコ)。滑らかに整えられた毛並みと自然な艶を持ち、コレクション性の高い希少素材として知られています。耐久性もあり、型押しや加工を加えず革本来の表情を活かした仕上げが特徴です。

ヴォー・ベロア -Veau Velours-
雄仔牛革に起毛加工を施したスエード調素材。きめ細かく柔らかな起毛とマットで温かみのある風合いを持ち、軽やかな手触りが特徴です。別名「ドブリス」とも呼ばれます。希少性が高く、限定コレクションに用いられることがあります。

ヴォー・グリズリー -Veau Grizzly-
雄仔牛革に短く密な起毛を施したスエード調素材。ヴォー・ベロアに比べナップが短く整っており、より滑らかで繊細な質感が特徴です。角や接触部分の摩耗には注意が必要です。

ヴァッシュ・リエジェ -Vache Liège-
雌牛レザーを用いたナチュラル素材。型押し加工を抑え、革本来の風合いを楽しめるのが特徴です。使い込むほどに深みと艶が増す経年変化が魅力。現在は廃番とされています。

アルデンヌ -Ardennes-
雌牛由来のレザーに強めの型押しを施した素材。しっとりとした手触りと高い耐久性を備え、日常使いにも適した堅牢な革です。現在は廃番とされています。

ヴォー・ガリバー -Veau Gulliver-
雄仔牛革を用いた柔らかなスムース素材。折りたたみ可能なほどのしなやかさと手に吸い付く質感が特徴で、鮮やかな発色性も兼ね備えます。現在は廃番で、系譜はヴォー・スイフトへと引き継がれています。

ヴォー・グレネ -Veau Grené-
雄仔牛革にプレス加工を施した型押し素材。美しいシボと光沢が特徴で、耐久性が高く傷や水分にも強いため、扱いやすさに優れたレザーです。現在は廃番で、後継としてヴォー・エプソンへ引き継がれています。

クシュベル -Couchevel-
雄仔牛革にガラス加工やプレス加工を施した型押し素材。光沢と均整の取れた表情が特徴で、傷や水分に強く実用性も高いレザーとして人気を集めました。現在は廃番で、後継としてヴォー・エプソンへ引き継がれています。

リセ -Lisé-
雄仔牛革に細かい型押しを施した素材。均一で整った表情と控えめな光沢を持ち、端正でフォーマルな印象を演出します。扱いやすく耐久性もあるため、コレクション性の高い製品に用いられました。現在は廃番とされています。
水牛革 - Buffle
エルメスならではの厚みとコシ、重厚なシボ感が特徴の素材。

ブッフル -Buffalo-
1990年代頃登場した、水牛革ならではの厚みと繊維密度を持つレザーで、高い耐久性としっかりとしたコシが特徴です。マットで落ち着いた質感を備えています。使い込むことで風合いが増し、自然な経年変化を楽しめる素材です。

ブッフルスキッパー -Buffalo Skipper-
水牛革に軽快さとラフな表情を加えた仕上げが特徴の素材です。程よいコシを残しつつもしなやかで扱いやすく、ナチュラルなシボ感がカジュアルな印象を演出します。耐久性にも優れており、日常使いに適した仕上がりとなっています。

ブッフルシンドゥ -Buffalo Sindhu-
2000年前後に登場した、水牛革に柔軟性を持たせた仕上げが特徴で、しなやかさと耐久性を兼ね備えた素材です。通常のブッフルに比べて手触りが滑らかで扱いやすく、落ち着いた上品な印象を与えます。

ブッフルガラ -Buffalo Gala-
1990年代後半に登場した、自然なシボを活かした水牛革で、豊かな表情と適度なカジュアル感が特徴です。しっかりとした耐久性を持ちながらも、使い込むことで深みのある風合いへと変化します。

ダルメシアン -Dalmatian-
2000年代限定展開された、斑点模様を特徴とするデザイン性の高いレザーで、染色加工により表現されています。個性的で視覚的な存在感を持ち、コレクション性の高いアイテムに用いられました。限定的な展開のため、現在は廃番とされています。
山羊革 - Chèvre
エルメスならではの軽さと耐久性を備え、繊細な質感が魅力の上質素材。

シェブルミゾル -Chevre Myzore-
1990年代頃に登場した、細かく均一なシボを持つ雌山羊革で、軽量でありながら高い耐久性と美しい発色が特徴です。傷や型崩れに強く、長期間にわたり美しい状態を保ちやすい実用性を備えています。

コロマンデル -Chevre Coromandel-
やや大きめのシボと柔らかな質感が特徴の雌山羊革で、自然な風合いと軽やかな使用感を備えています。シェブルミゾルに比べてカジュアルな印象を持ち、日常使いにも適した素材です。

ヴィブラート -Vibrato-
2000年代初頭に登場した、複数の色層を重ねて加工することで、断面や摩耗部分にストライプ状の模様が現れる特徴的なレザーです。装飾性に優れ、エルメスのクラフト技術を象徴する素材のひとつとされています。現在は継続的な生産は確認されておらず、限定的な廃番素材とされています。
キャンバス - Toile
エルメスならではの上質な織りとしなやかなハリを備えたキャンバス素材。

トワルアッシュ -Toile H-
エルメスの頭文字"H"を冠した、ブランドを象徴するコットンキャンバス素材。平織りによる高い耐久性と耐摩耗性を備え、日常使いにも適しています。異なる2色の糸で織り上げることで、シンプルながら奥行きのある表情を生み出しています。

トワルGM -Toile GM-
トワルアッシュよりも粗めに織られたコットンキャンバス素材。"GM"の名の通り、織り目が大きく、よりカジュアルで軽快な印象を持ちます。通気性が高く、軽量性にも優れており、日常使いにおける扱いやすさが特徴です。

トワルオフィシエ -Toile Officier-
細番手の糸を高密度に織り上げたコットンキャンバス素材。均一で端正な表情と、軽さ・強度のバランスが特徴です。摩擦にも比較的強く、形状維持性も高いため、実用性を重視したモデルに多く採用されています。

トワルソーアッシュ -Toile Sangle H-
Hモチーフを織りで表現した、コットンとウールの混紡キャンバス素材。ライトハンドツイルによる斜めの織り目が特徴で、柔らかな質感と耐久性を兼ね備えています。軽やかでしなやか、使うほどに身体に馴染みます。

トワルシェブロン -Toile Chevron-
染色した経糸と未染色の緯糸による綾織り素材。V字が連続するヘリンボーン柄が立体的な陰影を生み、視覚的な存在感があります。柔軟性と強度のバランスが良く、比較的型崩れしにくい安定した素材です。

ツイルアッシュ -Twill H-
2色の糸で織り上げた綾織りキャンバス素材。しなやかさと耐久性を併せ持ち、軽さもあるため扱いやすい素材です。織り構造の特性上、ほぐしやすくフリンジ加工にも適しており、デザインの幅を広げています。

フェルト -Felt-
ウール繊維を圧縮して形成された素材。高い保温性とクッション性を持ち、柔らかく温かみのある手触りが特徴です。構造上ほつれにくく、形状を保ちやすい安定した素材です。

クリノラン -Crinoline-
馬の尾毛(クランシュバル)と麻を織り合わせた伝統的素材。軽さと独特のハリ感、わずかな光沢を持ち、構造的な強さと装飾性を兼ね備えています。主に小物用途で使用され、現在は廃番となっています。
エキゾチックレザー - Cuir exotique
エルメスの中でも希少性が高く、個性的な表情を持つ特別な素材。
▽クロコダイル

ポロサス -Porosus-
イリエワニを原皮とするレザー。東南アジアおよびオーストラリアに分布し、腹部を中心に細かく整った斑模様を持つ個体が使用されます。斑の整い方により均整の取れた表情が現れることが特徴です。光沢仕上げの製品が展開されています。

ニロティカス -Niloticus-
ナイルワニを原皮とするレザー。アフリカのナイル川流域を中心に分布し、ポロサスと比較してやや大きめの斑模様を持つ個体が見られます。腹部から側面にかけて斑の表情に変化が生じる点が特徴です。光沢仕上げの製品が展開されています。

アリゲーター -Alligator-
アメリカアリゲーターを原皮とするレザー。アメリカ南部に生息し、丸みを帯びた柔らかい印象の斑模様を持ちます。クロコダイル属とは異なるアリゲーター科に分類される素材で、均一で穏やかな表情が特徴です。

ポロサスマット -Porosus Mat-
ポロサスにマット仕上げを施したレザー。研磨により光沢を抑え、斑の立体感を残したまま落ち着いた質感に仕上げられています。光沢仕上げと比較して、より穏やかな表情を持つ製品として展開されています。

ニロティカスマット -Niloticus Mat-
ニロティカスにマット仕上げを施したレザー。大きめの斑模様の存在感を保ちながら、表面の光沢を抑えた仕上がりが特徴です。素材の持つ自然な凹凸がより明確に現れます。

アリゲーターマット -Alligator Mat-
アリゲーターにマット仕上げを施したレザー。丸みのある斑模様とマットな質感が組み合わさり、柔らかい印象の外観を持ちます。光沢仕上げとは異なる落ち着いた表情が特徴です。
💡クロコダイル素材は外観の類似性が高いため、識別を目的としてバッグの内側刻印付近に素材を示す記号が付与されています。
ポロサスには「Λ」、ニロティカスには「・・」、アリゲーターには「□」が用いられています。
▽オーストリッチ

オーストリッチ -Ostrich-
ダチョウを原皮とするレザー。羽毛を抜いた跡であるクイルマークが全面に分布し、独特の凹凸模様を形成します。軽量で柔軟性を持ちながら耐久性にも優れ、バッグや小物など幅広い製品に用いられます。
▽リザード

リザード -Lizard-
主に東南アジアに分布するトカゲ類を原皮とするレザー。細かく均一に並んだ斑模様と、滑らかで緻密な表面構造が特徴です。小ぶりな素材として用いられることが多い傾向があります。
▽まとめ
エルメスのレザーには、「トゴ」「エプソン」「トリヨンクレマンス」「スイフト」などさまざまな種類があり、素材によって質感や耐久性、使い心地が異なります。傷が目立ちにくい素材や、やわらかな質感を楽しめる素材など、それぞれに魅力があるのもエルメスならではです。
また、素材の種類は中古市場での評価にも影響し、クロコダイルやオーストリッチなど希少性の高いレザーは高価買取につながることもあります。
大黒屋では、バーキン・ケリー・ピコタンなどエルメス製品を幅広く買取しております。素材ごとの価値をしっかり見極めて査定いたしますので、売却をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。









